台風一過で朝晩涼しくなってきましたが皆さん、お風邪などひかないよう気をつけて下さいね。
さて、タイトルの神経の治療とは、先の細いドリル状の器具で深い虫歯によって細菌に感染してしまった歯質や神経を徹底的に除去し、歯の根の病気(根尖病変と言います)を治療・予防するものです。
よく歯医者さんで言われる神経を取るという言葉の意味はこういう治療のことを言っているのです。
しかし、この根管治療(歯の神経・根の治療)は実はかなり難しいのです・・・。
なぜなら、歯の根っこの中というのは直接見ることができず、形も人それぞれなので完全に細菌を取り除くことが非常に難しく、しかも細菌を取り残した状態で詰め物を詰めたり、クラウン(差し歯・かぶせ物)をかぶせてしまうと、後々細菌が増殖してトラブルが出てきてしまうこともあるからです。
後からトラブルが出てきてしまった場合には、前に治療した詰め物やクラウンなどは作り直さなければならず、最悪の場合は抜歯になってしまうこともあります。
患者さんの歯の状態によってはさまざまな原因、治り具合があり一言で結果を言い表せることは難しいのです。
例えば、治療を何回も行っているのになかなか治らず不快感が続く場合、患者さんとの話し合いによって抜歯となり抜いてみると歯が中で割れていてそれが不快感の原因であった、と判明することも珍しくありません。
うるまデンタルクリニックでは様々な講習会での研修、院内での症例検討を通して最新の治療技術を習得し、患者様に提供させていただいております。
根管治療についても治療術式に細心の注意を払って行っておりますが上記の理由により抜歯に至る場合もあるのが現実です。
もちろん、歯が抜けたままでは様々な意味で問題がありますので、患者様と相談しながら一番合った方法で歯を回復させることが重要になります。
歯を回復させる方法についてのお話はまた次の機会に、、、
10月21日 水曜日は市民サービスデーになっております。歯を回復させる方法について詳しくお知りになりたい方はどうぞご来院いただいて遠慮なく質問されてくださいね。
[36] うるま (2009/10/10 Sat 08:20)